<歯の神経ってなぜ抜くの?PART1>
  
  みなさんからの要望で「なるべく神経を抜きたくないんですけれど・・・」という声をよく耳にします。
  私自身も、歯の神経とは一体どういうもので、どんな時に抜かなければいけないのか、ということが分からなかったので
  今回、先生に聞いてみました。

  
Q1.歯の神経とはどういうものなのですか?

  「歯の神経は体のその他の神経と違って、あらゆる刺激を痛みとしてのみ感じるもので、細い糸状になって
  います。(血管やリンパ管などの集合体)


  
Q2.ではその歯の神経を抜かなければいけないのは、どんな場合ですか?

  
「歯の神経を取らなくてはいけないケースは

  
1.虫歯が大変深く神経に到達している場合
  2.すでに神経が腐敗している場合(歯肉の腫れなどが伴う場合もある)
  3.何らかの原因により、神経の炎症が強く痛みが激しい場合

  
が挙げられます。不思議なようですが、いずれの場合も常に痛みが伴うわけではなく、自覚症状が全く無くても神経を
  取らなければならないケースがあるということを、理解して欲しいですね。」

  
Q3.それでは取らずにそのままにしておくとどうなってしまうのですか

  「最初は痛みが伴わない場合もあるのですが、そのままにしておくと神経内の腐敗が進み、感染症などを起こして
   歯髄(歯の中)に膿がたまってしまうのです。それである日突然の激痛に襲われることがあります。」

  実は最近
、私が応対した患者さんの中でそのような激痛を訴える方がふたりほどいらっしゃたのです。
  一人の方は、「頭が爆発しそうだ」とおっしゃっていました(>。<)
  何度も申し上げるようですが、何事も
早期発見・早期治療が大切なんですね!!

  それでは次回は、神経をとった後の歯の変化についてお話したいと思います☆お楽しみに(^。^)


  <歯の神経ってなぜ抜くの?PART2>
  
 それでは前回の続きで、今回は神経を抜いてしまった歯はいったいどうなるのか?ということについてお話したいと思います。
 
 
Q1.神経をとった歯というのは、具体的にどんな症状が現れるのですか?

 
「どんな症状というよりも、神経を取ると歯は以下のような変化がみられるようになります。
 
  1.数ヶ月後に変色をする(グレー 〜 黄色)
  2.神経のある歯より、割れたり欠けたりしやすくなる
  3.再度虫歯を患っても、痛みを感じない

  以上の変化はどれも歯にとっては不利なものです。そのため原則として歯の破折や再度の虫歯を予防するために
  セラミックや金属などで歯を覆う必要があります。」

  
Q2.神経を抜いてしまった歯の寿命は、やはり短いのですか?

  まったくそんなことはありません。神経を取ったからといって、歯が弱くなって早く失われたり、歯周病になりやすくなる
  といったことはないのです。逆に言えば、そうならないようにちゃんと治療をするのが歯科医の役目です。
  歯にとって有害な状態となった神経を取ることにより、きちんとした治療を行えば、なんら神経の残っている歯と寿命は
  変わらないのです。」

 みなさん、少しは理解が深まったでしょうか?
 「神経はどうしても抜きたくない!」というかたもいっらっしゃいますが、やはり抜く条件(PART1)に当てはまっていれば
 出来ればすぐに治療したほうが、その歯のためということがお分かりいただけましたか?ご自分の歯を一本でも多く残していく
 ために、最良の方法を取ることを心からお勧めします(^。^)♪