今回は日本の歯科医師が行った、面白い研究をご紹介します。

2万人以上の歯科医師が、10年という歳月をかけて自分の体を張って調査した「レモネードスタディ」という世界初の研究についてです。

■一日の歯磨き回数で、死亡率の変化はあるのか…？

この研究データでおもしろいのは、1日4回以上歯を磨いた人と1回以下の人との間に、死亡リスクに差は認められなかったということです。この調査を見るかぎり、1日の歯みがき回数は、寿命と関係がないようです。
ところが歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯の間のお手入れをしている人としていない人では、寿命に大きな差が生まれました。

週に5回以上歯間清掃している人は、していない人に比べて死亡リスクは3割近くも減っていたのです。

この研究から、10年間の総死亡リスクに寄与するものは、一日の歯磨き回数ではなく、歯間清掃回数であるということがわかります。

お医者さんもびっくりな疫学調査です。
長寿の秘訣は「歯間清掃にあり」でした。お口の健康を守ることは、健康寿命に直接繋がっているのですね。

一生懸命ブラッシングする習慣がある方がほとんどですから、今まで歯間清掃の習慣がない方は、ぜひはじめてみませんか？

中沢歯科では5名の歯科衛生士が在籍しております。
日々のケア方法や治療についてのご不明点なども、遠慮なくお聞かせください。
私たちが、お一人お一人にあった歯ブラシや、デンタルフロスの使い方を丁寧にご説明します！
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
DH福山