歯に小さな穴が開いているのに痛くない!なぜ?
このブログは2004年から20年近く書き続けてきたものを、抜粋してまとめたもののひとつです。
ご参考までにお読みください。
お口の中をチェックしてみると、たまたま小さな穴が開いている歯を発見!!
でも自分では全く痛みを感じていなかったのに・・・という経験はありませんか?
それほど痛みの無い虫歯なのに、削ってみたらとっても深かったり、神経を取らなければならない程、重症な虫歯だったということが多々あります。もちろん、何でもないこともあります。
虫歯の多くは、虫歯自身が痛みを出しているのではなく、虫歯によって歯に穴が開いてしまった場合に、その穴を通じてお水や食べ物の刺激が神経に伝わり、痛みを出します。
したがって、本当は大きな虫歯でも歯の中で拡がっている場合には入り口が小さいために刺激が中に伝わらず、痛くないことがあるのです!
ただし虫歯が神経に届くと、突然激痛が起こることがあります。
虫歯は歯の表面から始まりますが、歯の表面はとても硬いため、中で広がることが多いのが大人の虫歯の特徴です。
ですから痛みが起こってしまってからでは遅いので、歯に穴が開いているのを発見した時はもちろんのこと、何か前より黒い部分が増えたなぁと感じたり、物がはさまりやすくなった時には、必ず検診にいらっしゃることをお勧めします。
ただ、子どもの場合は虫歯だったところが欠けて穴が開いているだけだったり、歯ぎしりで欠けたという場合もあります。
いずれにしても、そのまま様子を見ていいのかどうかを、歯科医院にて判断してもらうことが必要です。
<当院での小さな穴へのアプローチ>
1.視診
2.口腔内カメラ
3.レントゲン検査
4.その日のうちに治療に取り掛かることが出来ます
5.「とにかく大きく削る」という選択肢一択ではなく、様子を見るのか、まずは小さく削って虫歯を除去して詰めていくのかということを判断していきます。
しっかりその穴が虫歯であることを確認した上で、速やかに治療に移行します。治療は次のアポイントを取らなくてはいけない、ということはありません。
中で広がっていなければ、1回で治療が終わることもあります。
やはり早期発見早期治療が大切☆
「痛くないから大丈夫!」と考えるのは、とても危険ですよ☆