症例

インビザラインとは、透明のマウスピースを用いて歯並びを美しくする矯正方法のことです。
目立たず、審美的にも優れており、気付かれにくいのが特徴です。また取り外しが可能なので、取り扱いがし易いです。

ケース①出っ歯を改善して口が閉じるようにしたい

■患者様情報

年齢｜20代女性
主訴｜上顎の翼状前突(出っ歯)と下顎の叢生(乱杭歯)を治したい

■治療概要

期間｜4年
費用｜77万円（税込）
内容｜月２枚のマウスピース交換を定期実施。

抜歯あり(上顎4番2本抜歯）

■治療プラン

上の歯の曲がって飛び出ている前歯2本を改善し、歯並び全体の突出感を無くすよう提案。

■治療結果

歯並びの改善によって、見た目に加えて噛み合わせの機能も回復。清掃性が向上した。
本人談として「今まで噛めなくて当然と思っていたが、奥歯でしっかり噛めるようになった」とのこと。
※右下のAfterの写真からも分かる通り、空隙(隙間)があることが確認できるが、これを詰めるためにはワイヤー矯正が必要である。ただし、健康上にも問題がなく、本人が希望しなかったため、ここを終了地点とした。

■リスク/注意点

・1日20時間以上のマウスピース装置の装着
・定期検診の折に、十分な虫歯予防の策を講じること(空隙対策）

ケース②前歯と下の歯どちらも治したい(ワイヤーとのハイブリッド矯正）

■患者様情報

年齢｜40代女性
主訴｜上顎の前突(出っ歯)と歯のがたつきを治したい

■治療概要

期間｜2年(最初の半年をワイヤー矯正、その後マウスピース矯正に移行）
※現在矯正進行中(マウスピース残り3枚）リファイメントを3回行っている方です。
費用｜ワイヤー16万5千円＋マウスピース60万5千円（どちらも税込）＋別途リファイメント料
内容｜月2枚のマウスピース交換を定期実施。

抜歯あり(虫歯で抜く必要のあった下の親知らず2本）

■治療プラン

マウスピース矯正だけでは非常に時間のかかるケースであり、また親知らず以外にも抜歯を必要とする案件に見られた。
＜ワイヤー矯正併用＞
しかし本人の強い希望で、親知らず以外は抜きたくないとのことだったため、まず下顎のみワイヤー矯正を行い時間を短縮し、その後マウスピース矯正に移行するよう提案。

■治療結果

結果、親知らず以外の抜歯をすることなく、短期間で凸凹していた歯並びが整った。
写真からも分かるように、ディープバイト(深い噛み合わせ）も改善され、顔貌自体も顎のあたりの輪郭がはっきりした。
ただ、捻転している歯を戻すのに時間がかかっており、本人よりアーチが綺麗になるまで続けたいとの要望を受けている。(よってAfterの写真にアタッチメントが付いています。歯を動かすために、このような白いポッチが必要です。）

■リスク/注意点

・1日20時間以上のマウスピース装置の装着

ケース③下の歯並びを中心にきれいにし、金属も白くしたい

■患者様情報

年齢｜30代女性
主訴｜上顎左側の歯と下顎の歯並びをきれいにすると同時に、金属を白い歯に変えたい。

■治療概要

期間｜9カ月
費用｜44万円（税込）＋白い歯2歯11万円（税込）
内容｜月2枚のマウスピース交換を定期実施。

抜歯なし

■治療プラン

本人はそこまで下顎の歯並びを気にしていなかったが、実際ごまなど小さなものが詰まることもあったため、気になる所を重点的に全体を整えていくよう提案。
＜銀歯を白い歯へ（審美治療）＞
口をあけて笑った際、奥の金属が気になるとのことだったので、ジルコニアの白い歯へ詰め替えることにした。

■治療結果

思った以上に早く動き、個々の歯の歯列不正(歪み）が改善され、特に下顎が綺麗に並んだ。
それに伴い、何か物が詰まるということもなくなり、人から「歯並び綺麗だね！」と言われることが格段に増えたとのこと。
また下顎の5番6番を白くしたことで、審美意識が高まり、オフィスホワイトニングを行った後も、定期的にホームホワイトニングを行い、白さを保持している。

■リスク/注意点

・1日20時間以上のマウスピース装置の装着

ケース④ワイヤー矯正後の戻りによる 前歯の広がりを治したい

■患者様情報

年齢｜20代女性
主訴｜高校生の時にワイヤーを矯正をしていたが、リテーナーをしっかりしなかった為後戻りをしてしまった。前歯の広がりを中に収めたい。

■治療概要

期間｜1年
費用｜44万円（税込）ライトコース
内容｜月２枚のマウスピース交換を定期実施。

抜歯なし

■治療プラン

以前の矯正治療で綺麗になっている臼歯部に比べ、前歯がフレア(前に広がっている)気味なので、かみ合わせは維持しつつ、前突感を治していくことを提案。

■治療結果

本人が一番気にしていた前歯の広がりが収まった。本人曰く「笑った顔で写真を撮っても気にならなくなり、嬉しい」とのこと。結婚式の写真も綺麗に撮れたと喜んでいただけた。

■リスク/注意点

・1日20時間以上のマウスピース装置の装着
・後戻りを防ぐため、リテーナーをしっかりすること